北京-広州高速鉄道のチケット販売開始 初日は8時間で2千枚
北京市と広州市(広東省)を結ぶ「京広高速鉄道」が26日に全線開通するのを前に20日、乗車チケットの販売が始まった。広州鉄路集団によると、世界最長を誇る同高速鉄道は、人気を博し、20日午前10時から午後6時の8時間で前売りチケット2000枚以上が販売されたという。湖南省紙「湖南日報」が報じた。
同日午前10時を前に、26日の長沙南駅発、北京西駅行きで最も速い時速300キロ以上の高速列車「G84」のチケットを求めて、市民が続々と湖南省長沙市の駅に訪れた。販売窓口前で、チケットを購入した劉さん(女性)は取材に対して、「仕事で長沙と北京を頻繁に往復している。これまでは最も速い列車でも片道約13時間かかったけど、京広高速鉄道開通後は、5時間40分と7時間以上短縮されるので、時間の節約になる。今後は頻繁に利用したい」と期待を寄せる。さらに長沙の会社で責任者を務めているという劉さん(男性)は、「飛行機でも2時間ちょっとで北京に行けるが、長沙市内から長沙黄花国際空港に行き、北京の首都国際空港についてから北京市内まで行くのにもかなりの時間がかかる。それに加え、北京行きの飛行機は遅延などの不確定要素も多いので、今後は京広高速鉄道を頻繁に利用したい」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2012年12月21日