スリランカ警察、中国人20数人の身柄を拘束
【中日対訳】 スリランカ警察は、首都コロンボで3日夜、中国公民20数人の身柄を一時拘束した。駐スリランカ中国大使館が彼らの釈放を強く求め、4日明け方には、彼らのほとんどが釈放された。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
コロンボ第三警察局は3日夜、管轄内に臨時検査場を多数設けて通行人に対する検査を実施、有効な身分証明書や納税証明書を所持していない、あるいはタバコを所持していた外国人を摘発、身柄を拘束した。同日未明の時点で、警察には8人の中国人が拘束されていた。警察は、記者の質問に対し、一切ノーコメント。
現地中国系企業の従業員によると、現地警察によって3日夜に拘束された中国人は20人あまりで、彼らの一部は、罰金を納めた後、釈放されたという。4日午前2時の時点で、ビザの期限が切れていた女性とバスポートを所持していない女性が拘束されていたが、その他の中国人は、中国大使館の交渉によって釈放された。
駐スリランカ中国大使館の担当者は、「中国大使館は、スリランカ警察が中国公民を拘束した事件を非常に重視、事件発生後直ちに、領事部とビジネス処の職員を警察に向かわせた。職員は、一刻も早く彼らを釈放するよう、現地警察を説得した」と語った。また、大使館は、在スリランカ中国系企業の従業員と中国公民に対し、現地の法律法規を守り、外出時には有効な身分証明書を携帯するよう、注意を喚起した。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年12月4日