成都 女性モデルが交通警察官に
10年のモデル経験を持つ馮立さんにとって、クローゼットの色鮮やかな服の中から似合う一着を選ぶことは、難しくもあり、簡単でもある。
朝7時、2歳の娘に朝食を作った後、彼女はクローゼットからアイロンがかけられた交通警察の制服を取り出して素早く着替える。準備が終わると、自分の管轄の高新西区管轄区へと駆けつけ、朝のラッシュ時の道路で交通整理にあたる。
29歳の彼女は今、成都交通警察六分局五大隊で働いて3年4カ月になる。2008年にモデルをやめて警察官試験を受けた彼女は、交通警察官になった。高い背に整った容姿の彼女は、モデルの時と変わらぬほどの人気を集めている。多くの運転手が彼女の前ではスピードを落として「わあ、背が高いな」と声をかけていく。
馮さんは以前、モデルコンテストの審査員もつとめ、収入も多かった。現在では交通警察六分局共産主義青年団総支部委員会の副書記を務めている。昨年ある飲酒運転事件の調査時、彼女は33時間ぶっ通しで勤務し、後述記録だけでも5回も繰り返した。一生懸命な仕事ぶりに同僚は彼女を「すごい馮さん」と呼んでいる。「華西都市報道」が伝えた。(編集YH)
「人民網日本語版」2012年11月14日