きょうの人民日報「微博」--ディーセント・ワーク (2)
【中国赤十字への不信感根強く】2011年に「中国紅十字(赤十字)」の「総経理」と名乗る女性が中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」に、別荘や高級車の画像を次々に投稿し、ぜいたくな暮らしを公開。最終的に同女性と紅十字に直接的な関係はないことが判明したが、紅十字会副会長の娘との噂もあり、「紅十字」への不信感は今なお根強く残っている。「信頼」に傷が付くというのは、しわの入ってしまった紙のようで、たとえ伸ばそうとしても、元に戻ることはない。4月20日に四川省雅安市芦山県で大地震が発生した後、「紅十字」も救援活動に携わっているが、幾度かの慈善行為で、人々の不信感が一掃できることは期待できない。また、救援活動の主要ルートという役割を盾に、人々の「監督」を敵意と見なし、不満をこぼすようなことがあってはならない。情報を公開し、社会の監督を甘んじて受け止め、慈善改革を推進しなければ、信頼を回復することはできない。