外交部:傍受活動について米側に説明を要求
華春瑩報道官 |
外交部(外務省)の華春瑩報道官は10月31日の定例記者会見で、外国の中国駐在機関・人員に対して、いかなる方法であれ、職務や身分と合致しない、中国の国家としての安全と利益を脅かす活動に携わらないよう要求した。
記者:報道によると、米国は世界約80カ所に特殊情報収集拠点を設けており、北京、上海、成都の公館にも領事傍受活動の情報収集拠点を設け、一部情報要員は外交官の身分を隠れ蓑にしている。この件についてコメントは?中米関係への影響は?
華報道官:報道について重大な懸念を表明する。すでに米側に申し入れを行い、事実をはっきりさせ、説明を行うよう要求した。われわれは外国の中国駐在機関・人員に対して、「外交関係に関するウィーン条約」「領事関係に関するウィーン条約」などの国際条約を厳格に遵守し、いかなる方法であれ、職務や身分と合致しない、中国の国家としての安全と利益を脅かす活動に携わらないよう要求する。
中米関係の健全で安定した発展の維持は中米両国にとってプラスであり、アジア太平洋地域、さらには世界の平和と安定、繁栄と発展にもプラスだ。双方は共に努力して、非衝突・非対立、相互尊重、協力・ウィンウィンという新型の大国間関係の精神を両国関係の各方面において具体化すべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月1日