重要な改革の多くを打ち出してきた三中全会
中共中央政治局は8月27日の会議で、今年11月に北京で中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)を招集することを決定した。中共中央政治局の活動報告、改革の全面的深化における重大な問題が主要議題となる。
改革開放以降、重大な転換的意義を持つ改革の決定は、いずれも党の三中全会で行われてきた。国家行政学院の竹立家教授は「第14回党大会以降、中央委員会第1回全体会議(一中全会)と中央委員会第2回全体会議(二中全会)は主に人事面の決定を行う会議、三中全会は重要な改革政策を打ち出し、新指導部の姿勢綱領を具体的に示す会議となっている。中央委員会第7回全体会議(七中全会)は『先人の事業を継承し、後人のために道を切り開く』重責を担っている」と指摘した。
■改革の幕を開いた第11期三中全会
例えば1978年の第11期三中全会は「農業発展加速の若干の問題に関する決定(草案)」を採択。その後、安徽省鳳陽県小崗村を皮切りに、家庭聯産承包責任制(生産責任制)という農村改革のうねりが巻き起こった。これによって中国は改革開放と近代社会建設の新時代に入った。