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崔天凱外交副部長が対テロ国際協力の強化について国連で中国の立場を表明

 国連安全保障理事会は15日、ニューヨークの国連本部で、総合的な対テロ対策について公開討論を行った。中国の崔天凱外交部副部長(外務次官)は公開討論で「中国はあらゆる形のテロに反対し、テロの脅威を徹底的に排除するために引き続き貢献を果たす」と表明。「今回の会議の招集を提案したことで、対テロ問題におけるパキスタンの責任ある姿勢がはっきりと示された。中国はこれを大いに称賛する。国家の安定とテロ取締りに向けたパキスタン政府・人民の努力を引き続き断固支持する」と述べた。

 また、総合的対策による対テロ国際協力の強化に関して、中国政府の主張として以下を挙げた。

 (1)各国の主権と領土の完全性を十分に尊重しなければならない。

 (2)主要ルートとしての国連および安保理の役割を十分に発揮しなければならない。

 (3)個別対策と抜本的対策を兼ね備え、総合的に対処し続けなければならない。テロの発生には複雑な政治的、経済的、社会的原因がある。軍事的手段のみによる対応では全く不十分だ。

 (4)統一的基準を堅持し、ダブルスタンダードを捨てなければならない。テロは人類共通の敵であり、いかなる者、いかなる時、いかなる場所、いかなる口実によるテロ活動に対しても明確に反対し、断固取り締まるべきであり、扱いに違いがあってはならない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年1月17日

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