第17回党大会以降の重大な出来事（2011年） (3)

　9月28日：国務院弁公庁が「中低所得者向け住宅供給事業の建設と管理に関する指導的意見」を通達。

　9月29日：中国の独自開発した宇宙ステーション実験機「天宮1号」が打ち上げに成功。11月1日には宇宙船「神舟8号」の打ち上げに成功。同3日に天宮1号と初の無人ランデブーおよびドッキングに成功し、同17日に順調に帰還。

　10月5日：メコン川で商船2隻が襲撃され、中国国籍の船員13人が殺害される。中国と関係国は合同捜査を行うとともに、ラオス、ミャンマー、タイとメコン川流域取締り・安全協力制度を構築して、合同パトロール・取締りを行うことを決定。

　10月9日：辛亥革命100周年記念大会開催。胡錦濤総書記は談話で辛亥革命の偉大な意義を高く評価。中華民族の偉大な復興を実現するには、中国の特色ある社会主義の偉大な旗、愛国主義の偉大な旗、平和・発展・協力の旗を揺らぐことなく高く掲げなければならないと強調した。

　10月15-18日：中共第17期中央委員会第6回全体会議開催。「文化体制改革を深化して社会主義文化の大発展と大繁栄を促すうえでの若干の重大な問題に関する中共中央の決定」を審議のうえ採択。文化体制改革の発展における指導的思想、重要な方針、目標、任務、政策、措置を明確にした。また、第18回党大会を2012年後半に北京で招集することを決定した。

　10月19日：周永康氏が中央政法委員会第21回会議での談話で、政法・公安幹部、警察の核心的価値観を「忠誠、人民のため、公正、廉潔」に概括した。

　同日：中共中央が「第18回党大会代表選挙業務に関する通達」を出す。

　10月30-11月4日：胡錦濤主席が国賓としてオーストリアを訪問。フランス・カンヌで第6回G20サミットに出席し、演説「力を合わせて成長を促し、協力してウィンウィンを図る」を行った。

　11月10-14日：胡錦濤主席が米ハワイでアジア太平洋経済協力会議（APEC）の第19回首脳会議に出席し、演説。

　11月14日：行政審査制度改革の踏み込んだ推進に関するテレビ電話会議が招集。

　11月22-25日：中国文学芸術界連合会の第9回全国代表大会、中国作家協会の第8回全国代表大会が招集。胡錦濤総書記と李長春氏が談話。

　11月26日：国務院が「科学的発展と安全な発展を堅持して安全生産状況の継続的安定と好転を促すことに関する意見」を通達。

　12月11日：胡錦濤総書記が中国の世界貿易機関（WTO）加盟10周年ハイレベルフォーラムで演説し、過去10年間の成果を十分に肯定したうえで、より積極的、主導的な開放戦略を実行する必要性を強調。

　12月12-14日：中央経済工作会議招集。胡錦濤総書記と温家宝総理が談話。会議は「安定の中で進展を図るという取り組みの全体基調を際立たせてしっかりと把握し、積極的な財政政策と穏健な金融政策を継続し、内需拡大、独自開発と省エネ・排出削減、改革開放の深化、民生の保障と改善に力を入れ、安定した比較的速い経済成長と物価水準の基本的安定、社会の調和と安定を保たなければならない」と強調した。

　12月20-21日：第7回全国環境保護大会招集。李克強氏は談話で「発展の中での保護、保護の中での発展を堅持し、環境保護の新たな道を積極的に探り、科学的発展に影響を与える、または大衆の健康を損なう突出した環境問題をしっかりと解決しなければならない」と強調した。

　12月27-28日：中央農村事業会議招集。温家宝総理は談話で、第16回党大会以降の農業・農村発展の多大な成果を振り返り、総括するとともに、工業化と都市化を推進する家庭で、「三農」事業を引き続き達成するうえで確実な把握の必要な若干の重大な問題を明らかにした。31日、中共中央と国務院が「農業科学技術の革新を加速して農産物の供給確保能力を持続的に強化することに関する若干の意見」を通達した。

　12月29日：中共中央弁公庁と国務院が「国家第12次五カ年計画期間の文化改革・発展計画綱要」を通達。

　（編集NA）

　「人民網日本語版」2012年11月15日