21世紀に入り、中国は世界第2の経済大国、世界最大の工業生産国、世界最大の貿易国になると同時に、世界最大のエネルギー生産・消費国、世界最大の発電量生産・消費国、世界最大の主要汚染物質排出国にもなった。したがって汚染への宣戦布告は、中国政府にとって最大任務の1つとなる。
李克強総理が「汚染への宣戦」を布告した2014年の行動目標・計画は「煙霧の頻発する大都市と区域を重点とし、PM2.5とPM10への対策を突破口に、大気汚染対策行動計画を実施する」「小型石炭ボイラー5万台を淘汰し、石炭火力発電所の脱硫改造1500万キロワット相当、脱硝改造1億3000万キロワット相当、集塵改造1億8000万キロワット相当を推進する」とした。
これは世界200カ国・地域余りで最も厳格な、最大規模の汚染対策行動であり、人民を動員し、人民に頼る、参加人口が世界最多の「人民戦争」でもある。この意義において、中国は貧困への宣戦布告が、世界の貧困削減に最大の貢献を果たしたように、汚染への宣戦布告も世界の排出削減に対する最大の貢献となる。私はこれを「中国の緑の貢献」と呼ぶ。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月11日