汪洋副総理「中米の経済は離婚できない」 (2)
■楊潔チ国務委員「アジア太平洋でもめ事を引き起こさないが、もめ事を恐れもしない」
楊国務委員は式辞で「中米首脳会談は両国関係の発展を力強く促した。新たな情勢、新たなチャンスは中米戦略経済対話に新たな使命、新たな任務を課している」と述べた。また「中国はアジア太平洋地域でもめ事を引き起こさないが、もめ事を恐れもしない。中国は平和的発展の道を堅持する。中国のアジア太平洋政策は平和を基調とし、協力をルートとし、ウィンウィンを目標としている。中国は安全保障では共通の安全保障を主張し、経済では共同発展に尽力し、地域問題では域内各国の協議による処理を堅持している」と指摘した。
■汪副総理がトウ文迪・マードック元夫妻をからかう
「本日、私とルー財務長官という新人二人が新たな中米経済対話を主宰する。中国語では新人とは結婚したばかりの夫婦のことを指す」。10日、ワシントンで開催された中米経済対話で、汪副総理が口を開くや、会場中の米中の高官がどっと笑った。汪副総理はフォーラム初参加だったが、終始原稿を見ずに発言し、しかもウィットに富んだ言葉を次々に繰り出した。自身とルー財務長官という「新人」二人をからかった後、汪副総理は話の向きをさっと変えて「中米の経済関係は夫婦にいくぶん似ている。われわれは同じ地球に暮らし、互いを包含し合っている。口げんかをすることも、溝もあるが、理解を深め、相互信頼を強化し、共同の生活の基礎を育まなければならない。両家は離婚の道を歩むわけにはいかない。トウ文迪(ウェンディ・デン)・マードック元夫妻のように、余りにも代償が高くつく」。汪副総理のこの言葉に再び笑い声が上がった。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月12日