南京で「日本人戦犯ドキュメンタリー展」
南京大虐殺紀念館と撫順戦犯管理所旧址陳列館共催の「日本人戦犯改造ドキュメンタリー展」が6日、南京で始まった。
1945年8月15日に日本が無条件降伏を宣言すると、ソ連赤軍は中国の戦場で捕虜にした大部分の日本兵をソ連極東地区に移送した。1949年10月の中華人民共和国成立後、中ソ両国政府はソ連で拘禁されている日本の戦犯の一部を中国に引き渡すことを決定。1950年7月14日、日本の戦犯969人が東北戦犯管理所(撫順戦犯管理所)に収監され、中国で教育改造を受ける生まれ変わりの道を始めた。
撫順戦犯管理所旧址陳列館の張継承館長は「日本人戦犯の改造における中国の処理は、善意をもって人を助ける、度量の大きい中華民族の民族的性格の表れ、人道的義務の履行という国際原則の具体化であり、国際社会の一致した賞賛を博した」と紹介した。
「日本人戦犯改造ドキュメンタリー展」は貴重な歴史写真160枚余り、展示品50点余りによって、知る人の少ないこの「撫順の奇跡」をありのままに再現している。「日本人戦犯の接収拘禁」「日本人戦犯の教育改造」「正義の審判」「平和のために」の4部構成で、9月10日まで開催され、無料で見学できる。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月7日