名物その二:プーアルコーヒー
プーアル市は百年以上に渡るコーヒー栽培の歴史を持ち、1988年に産業化と大規模栽培を開始した。プーアルコーヒーは近年、高度発展の勢いを示しており、その国際的なブランドの地位が高められている。プーアル市は全国で栽培面積が最大、生産量が最多、品質が最高のコーヒーの主産地、コーヒー貿易の主要集散地となり、「コーヒーの都」の称号を獲得した。
コーヒー栽培は自然条件を整える必要がある。プーアル市は特殊な地理・気候・環境を持つため、この地で栽培される小粒のコーヒー(アラビカコーヒー)は品質が優れ、独特の風味を持つ。プーアルコーヒーはその高い品質により、国際コーヒー機関(ICO)から一級製品に認定されている。ネスカフェが発売した限定版コーヒー(リミテッド・エディション)の原料は、プーアルコーヒーだった。アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)は2006年、プーアルコーヒーとコロンビアコーヒーの3年間の品評結果を発表し、プーアルコーヒーの総合得点を88.75点、コロンビアコーヒーを85.88点とした。スターバックスの品評専門家のジェレミー・ウェイクフォード氏は、プーアルコーヒーに81.5点という高得点を与えた。卓越した品質により、プーアルコーヒーは国内外市場において、独特な競争力を持っている。
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