李克強総理が中国とタイの友情をうたう映画を賞賛
タイ国会で演説する李克強総理。 |
11日午後、タイの国会議事堂の外には中国とタイの国旗が風に揺れ、中国を含む海外メディアの記者が集まっていた。中国の李克強総理がタイ国会で演説を行ったのだ。中国の指導者がタイの国会で演説するのは近年初めて。北京青年報が報じた。
演説の冒頭で、李総理が「サワディー(こんにちは)」とタイ語であいさつすると、議員達から熱烈な拍手が起こった。李総理は、「さきほど、タイの方々が中国語であいさつしてくださったので、私もタイ語であいさつした。『サワディー』は多くの中国人も知っている言葉で、これは中国とタイの国民の交流が頻繁で、親しい関係を築いていることの証拠」と指摘、さらに「中国の歴代の指導者の多くがタイを訪問したことがあり、一方のタイも王室の関係者や歴代政府、議会、軍などの指導者の多くが中国を訪問してきた」とし、両国の関係を「まるで親戚同士の付き合い」と表現。両国の指導者が緊密な交流を頻繁に実施し、その規模が大きくなっていることを強調した。
さらに、タイでも大ヒットとなった中国のコメディー映画「Lost in Thailand」に言及し、「タイは中国で最も人気のある渡航先の1つ。同映画の興行収入は、中国国産映画としては過去最高を記録した。同映画はタイ語にも翻訳され、タイで上映されたと聞いている」と述べた。
そして、「私はこの映画の宣伝ではなく、中国とタイの友好的な交流の宣伝のために来た」と強調した。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年10月14日