ジャ・ジャンクー監督、主演俳優と共にカンヌに出席
15日に開幕する第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品される賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の新作「天注定」。中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」の同作品の公式アカウントによると、主演の姜武(ジャン・ウー)が監督と共に映画祭に出席し、パルムドール主演賞を狙うという。ウェブサイト「新鮮新聞網」が伝えた。
今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門には、「天注定」が中国語映画として唯一候補作に選ばれた。主演としてこれまでに外部に向けて何ら宣伝活動を行ってこなかった姜武は、今回も映画の内容については何も触れず、「嬉しいニュースはカンヌ国際映画祭のプレミア上映後に残しておく」と語った。役柄については「非常に苦労したが、得るものも大きかった」とし、「この一年はこの映画のために非常に努力してきた」と語った。
中国映画界では数少ない兄弟で「最優秀男優賞」を獲得している姜文(ジャン・ウェン)と姜武はともにカンヌ国際映画祭の常連だ。姜文は13年前に「鬼が来た!」(原題:鬼子来了)で審査員特別グランプリを受賞したことがある。姜武は早くからカンヌ国際映画祭では知られた存在であり、姜文監督の「鬼が来た!」で賞を獲得した以外に、出演した張芸謀(チャン・イーモウ)監督の「活きる」や陳可辛(ピーター・チャン)監督作「捜査官X」(原題:武侠)もそれぞれコンペティション部門やミッドナイトスクリーンで特別上映された。カンヌ国際映画祭と縁の深い姜武だが、今まで仕事の関係で出席したことはなく、今回初めて主演としてカンヌ国際映画祭に出席する。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年5月9日