中国総理夫人の翻訳書が北京で人気
李克強総理夫人・程虹教授の訳書「アメリカン・ネイチャー・ライティング名著翻訳集」 |
中国の李克強総理夫人・程虹教授の訳書「アメリカン・ネイチャー・ライティング名著翻訳集」(三聯書店)が昨年8月の出版以来、北京で売れ続けている。
同書は、程教授が以前に翻訳した「醒来的森林」(作者:ジョン・バロウズ/ 英語名:Wake Robin)や「遥遠的房屋」(著者:ヘンリー・べストン/ケープコッドの海辺に暮らして 大いなる浜辺における1年間の生活)、「心霊的慰籍」(著者:テリー・テンペスト ウィリアムス/鳥と砂漠と湖と)旧作3作品に、新しい訳書「低吟的荒野」(著者:シガード・オルソン/The Singing Wilderness)を加えた4作品をまとめたもの。
大自然の美しさや神秘、自然や気候の様々な変化や壮観な景色を美しい文学的な言葉で翻訳された同4作品は、人間が自然に回帰した後に得られる自由な心や内在的な静寂を表現すると同時に、人間と自然、人類の精神と自然といった関係性の多様な意味を問う、古典的だが、現代人からは徐々に忘れ去られつつある問題を自省している。
この翻訳書はすべてアメリカ文学史上、名が刻まれたネイチャー・ライティングの大家の代表作であり、世界文学宝庫の中の名著でもある。読書とは心を安らかに落ち着かせる過程であると同時に、視野を広げ知識を求める旅のようなものだ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年5月3日