中日韓の合作映画「止殺令」 チンギス・ハンの西域遠征を描く
元王朝の太祖、チンギス・ハンを描いた中日韓の合作映画「An End to Killing」(中国語題:止殺令)が来月22日に公開される。この映画は、中・日・韓の精鋭スタッフが集結し、チンギス・ハンによる西アジア遠征を壮大なスケールで描く一大歴史叙事詩だ。「新民報」が伝えた。
物語は、中国の金代の革新的道教教団である全神教の開祖・王重陽の高弟の1人、丘処機(きゅうしょき)を主人公に、1218年にチンギス・ハンからの要請を受けた丘処機が70才の高齢にもかかわらず、弟子を引き連れ2年かけて西域(現在のアフガニスタン北部)に赴き、チンギス・ハンに謁見(えっけん)した歴史に基づいて描かれている。
チンギス・ハンの国際的知名度の高さにより、「An End to Killing」は企画段階から非常に国際的な顔ぶれが揃った。録音の王丹戒や撮影の孫明、脚本の冉平など中国のトップクラスの製作陣に加え、「墨攻(ぼっこう)」や「乱」などを手掛けた日本の著名映画プロデューサーの井関惺、「晩秋」や「セブンソード-七剣下天山-」を手掛けた韓国著名プロデューサー李柱益が国際プロデューサーを務める。また、武術指導に当たるのは、「神弓-KAMIYUMI-」(原題:最終兵器 弓」で2011年の韓国映画青龍賞の最優秀武術設計賞を受賞した韓国の呉世英。これ以外にも、製作のポストプロダクションは「TSUNAMI-ツナミ-」(原題:海雲台)など韓国大ヒット映画のCGを数多く手掛けているチームが担当している。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年2月22日