教育改革が本格化 九年一貫制で生徒の負担軽減 (2)
■九年一貫制で生徒の負担軽減
試験、評価、学生募集は教育分野の「関門」であり、こうした「関門」の改革によって、課程基準の制定、教育モデルを含む教育チェーン全体の改革と発展を促すことができる。「決定」は試験・学生募集制度改革を重要視している。教育部(教育省)の田慧生・基礎教育課程教材発展センター長は「『決定』は学生募集と試験を分離する制度を模索するとしており、これは以前の教育計画綱要の『分類型試験、総合的評価、多元的採用』をさらに詰めたものだ。『決定』は各級、各種の教育・学生募集改革の重点課題、主要課題についても明確な指示を出した。これほど細かい規定はこれまで余り見られなかった。綱要公布から3年間の試行改革の模索と実践を経て、試験・学生募集制度の今後の改革の方向性がすでに十分に明確化されたことを物語っている」と述べた。
市民はみな「学区制と九年一貫性の試行」と「総合的評価、多元的合格制度」に大変注目している。教育界の識者は「九年一貫性によって小学校と中学校をつなげて、中間段階を省くことは、学区外の良い学校を選ぶ傾向という問題を解決し、生徒の負担を軽減する良い構想だ。高校の学力判定試験の成績に基づく総合的評価、多元的合格制度によって、大学入試での生徒の負担やプレッシャーを軽減し、『1回の試験で人生が決まる』という問題を打破することができる」との認識を示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月21日