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北京国際映画祭 審査委員長にロシアの巨匠ニキータ・ミハルコフ (2)

 ■国際映画人3人は実力で審査委員に選出される

 カナダのトロント国際映画祭アート・ディレクターのキャメロン・ベイリー氏は13年間にわたって同映画祭にかかわり、トロント映画祭の企画や多くの上映プログラムを成功させてきた。中国語映画をカナダで広めた立役者といってもいい人物だ。もう1人の審査委員のアイバー・ベンジャミン氏は英国監督協会の会長であり、同協会でロンドン「英国万像国際中国語映画祭」のプロジェクトを実行している。アイバー・ベンジャミン氏は、2011年と2012年の2回にわたり同映画祭の英国側審査委員長を務めた。アイバー・ベンジャミン氏の貢献もあり、万像国際中国語映画祭はすでに欧州最大の中国語映画祭および英国唯一の中国語映画のビジネスの場となっている。オーストラリアの著名プロデューサー、ジェフ・ブラウン氏は昨年、北京国際映画祭を訪れ、中国の映画人たちと合作映画の将来性について語り合い、これまでも中国語映画の発展のために尽力している。この世界的な映画人3人が中国映画に対して愛情を持っているのは言うまでもないが、3人が今回の北京国際映画祭の「天壇奨」の審査委員に選ばれたのは、もちろん映画界における実力とキャリアが伴っているからだ。

 キャメロン・ベイリー氏はトロント国際映画祭のアート・ディレクターとして、映画祭期間中のすべてのプログラムのコンセプト・実行を担当している。同時にカナダと国際映画産業との良い関係を保つことに対しても責任を負っている。キャメロン・ベイリー氏はカナダ勲章の受章者で、カナダのハンバーカレッジの栄誉学位を取得し、「トロント・ライフ・マガジン」ではトロントの最も影響力を持つ人物トップ50にも選ばれている。このほか、2010年から2011年に、トロント市民行動芸術文化チームのリーダーも務めた。

 英国監督協会信託基金取締役兼株式取締役委員会委員長のアイバー・ベンジャミン氏は、英国監督協会がクロスメディアの研修・コンペティション組織機構に発展するべく長年尽力してきた。監督、脚本家でもあるベンジャミン氏は、生放送やライブ・パフォーマンスアートを積極的に提唱してきた。

 ジェフ・ブラウン氏は現在、国際映画製作者協会(FIAPE)の実行委員会委員や国際映画製作人協会アジア太平洋政策委員会合同委員長、オーストラリア特別放送サービス(SBS)のイメージ大使を務めている。1994年にオーストラリア映画製作者協会(SPAA)に加入し、ビジネスマネージャーを担当。2002年から2012年には執行取締役を務めた。また、オーストラリア映画協会(AFI)とオーストラリア国立映画テレビラジオ学校の取締役も務める。

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