輸入博に6年連続参加の日本貿易振興機構 中国の新たな消費傾向に注目
第6回中国国際輸入博覧会が今月5日から10日まで上海市で開催されており、中国内外から数多くの新旧の友人が参加した。日本企業は350社が出展し、企業数で中国企業に次ぐ2位だ。
日本企業の対外経済貿易往来の促進に力を注いできた日本貿易振興機構(ジェトロ)は、輸入博に参加するのは今年で6回目だ。今回は日本企業150社を率いて団体で出展し、数では前回の2倍になった。食品と消費財の2大ブロックに「JAPAN MALL展示ブース」がそれぞれ設置され、良質な製品650種類余りが展示されている。
ジェトロ展示ブースのスタッフの楊珺さんは、「ここ数年の中国人のライフスタイル及び消費傾向に見られる新たな変化を考慮し、ジェトロは今年、消費財展示ブロックで『アウトドア用品』と『ペット用品』の2つのテーマを打ち出した。今回の消費財展示ブロックには日本の23ブランドの400種類余りの製品が集まり、その中にはスノーピーク、キャプテンスタッグ、ユニフレームなど、中国の消費者層で口コミの評価が高い人気ブランドも含まれている」と説明した。
アウトドア展示ブースには、スノーボード、スキー、スキー・スノボウェア、ゴーグル、高性能のスキー・スノボ用ワックスなどのウィンタースポーツ用品、テント、携帯用の鍋、調理器具、テーブル・椅子などのキャンプ用品が展示されている。スノーピークのキャンプへの携帯に便利なチタンマグ、キャプテンスタッグの四角型テントは、今回最も注目度の高い人気商品だ。一方、ペット用品展示ブースには、ペット用にデザインされた消臭グッズ、トイレ、食器、お風呂用品、歯ブラシ、おもちゃなどが展示されている。
前出の楊さんは、「ジェトロの主な役割は日本企業の海外進出を支援すること、貿易を拡大することだ。毎年輸入博に参加すれば、より専門的な日本ブランドをより多く中国市場に送り込むことができる。そして『メイド・イン・ジャパン』のイメージが、医療と化粧品の分野だけに限定されずに、中国人消費者の間でもっと広がってほしい」と話した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年11月9日
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