中国のアルゼンチン・フフイ向け輸出プロジェクトの1本目の列車が6日午前、河北省唐山市でラインオフした。これは中国が初めて輸出する新エネルギーライトレール列車だ。中国新聞社が伝えた。
中車唐山機車車両有限公司アルゼンチン・フフイプロジェクト技術マネージャーの羅超氏は、「この中国のスマート製造による新エネライトレール列車は複数種類の動力モードへの拡張が可能で、柔軟に編成を変更でき、低・中輸送量の都市鉄道交通や観光列車などに幅広く応用できる」と説明した。
羅氏によると、列車の最高営業速度は60 km/hで、両端に運転室が設置され、双方向に運転可能で、複数ユニットを柔軟に編成できる上、複数列車による重連運転もできる。定員は72人から388人に柔軟に調整可能。
羅氏は、「列車にはスマート顔認証ロック解除、エアコン遠隔温度調節、スマートマンマシンインタラクション端末などのスマート化人間認識システムがある。乗客はスマートマンマシンインタラクション端末とダイナミックマップにより、いつでも路線、時刻表、プラットホーム案内図、車内レイアウトなどの情報を確認できる」と述べた。
フフイ新エネライトレール列車プロジェクトは2022年5月に契約調印され、同年10月に中車唐山機車車両有限公司で着工。乗客は列車の独特な広角風景観賞窓の設計により車窓から風景を楽しむ乗客に大きな利便性をもたらしている。現地の豊富な太陽光発電を利用し、列車駆動の動力源として初めてリン酸鉄リチウムバッテリーを採用している。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年6月7日