哈爾浜(ハルビン)工業投資集団が9日に明らかにしたところによると、同集団は8日に北京九州動脈トンネル技術有限公司と戦略的協力協定調印式を行った。双方は黒竜江省哈爾浜で低真空超高速磁気浮上飛行バス観光試験ライン及び製造産業化プロジェクトを共同で推進することになった。同試験ラインの時速は1000km以上にのぼる。科技日報が伝えた。
ハイパーループ交通は、道路交通、鉄道交通、航空交通、水運交通に続く5種目の交通手段だ。超高速、低建設費、省エネ運営、高安全性といった数多くの優位性を持ち合わせており、既存の成熟した技術を集積したイノベーションであり、時速1000km以上を実現できる唯一の公衆交通手段だ。
北京九州動脈トンネル技術有限公司の鄭斌会長はあいさつで、「哈爾浜超高速磁気浮上試験ラインの建設は、中国の超高速磁気浮上が理論研究から実際の建設に向けて大きな一歩を踏み出したことを示している。世界初のハイパーループ超高速磁気浮上観光試験ラインが、哈爾浜という古い工業基地に現れようとしている。今回の協力は中国の高速鉄道に続くより輝かしい中国のシンボルを構築することになり、便利でスピーディな地球村交通体制の構築のために中国の知恵と中国の基準を貢献する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年5月10日