中国国務院新聞弁公室が20日に開いた記者会見で、工業・情報化部(省)のチーフエンジニア・趙志国氏は、今年第1四半期(1-3月)のインターネットデータセンターやクラウドコンピューティング、モノのインターネット(IoT)といった新興業務の売上高が前年同期比24.5%増となり、業界発展の新たな原動力の源となりつつあることを紹介した。光明日報が報じた。
3月末の時点で、中国の5G基地局は延べ264万ヶ所に達した。1ギガビットのインターネットを提供する能力を備えたポートの数は、1793万個以上となっている。ユーザー数は、5Gモバイル電話が6億2000万ユーザー、ギガビット級光ファイバーが1億ユーザー以上、モバイルIoTが19億8400万ユーザーとなっている。
近年、ネットワーク強国やデジタル中国といった戦略の実施が踏み込んで実施されるに伴い、5G応用がすでに国民経済の52大分類をカバーし、製造業の生産スタイルや生産形態に大きな変化をもたらしている。「ギガビット級光ファイバー+5G」で構成されるネットワークの応用ケースが5万件を超え、モバイルIoTは、デジタル都市の建設やスマート交通、モバイル決済といった分野で、大規模応用を実現している。
スマート医療の導入も加速しており、スマート教育の成果が現れ始めている。また「5G+医療健康」応用テスト事業の80%以上がネットワークカバーを実現している。5Gのインタラクティブ型遠隔授業や職業実践研修といったシーンへの応用も深化し続けている。さらにデジタル農村建設も安定して推進され、デジタル化による農村建設、ガバナンス、産業発展へのエンパワーメントが加速し続けている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年4月24日