(画像提供は取材対象者)
国際線の航空機が次々に着陸するにつれ、このほど海外を訪れた浙江省の経済貿易海外訪問団が続々と中国に帰国している。
12月4日から11日まで、浙江省商務庁の陳志成副庁長が同省初の訪問団を率いてドイツとフランスを訪問した。この訪問では同省の企業31社が欧州食品見本市「フード・イングリディエンツ・ヨーロッパ2022(Fi Europe 2022)」に参加し、総成約額(意向成約額を含む)は1億5200万ドル(1ドルは約136.3円)に達し、そのうち実行ベースの成約額は3200万ドル以上になった。
12月10日、同省金華市初の海外訪問団がインドネシアに到着した。そして12日に行なわれた中国(金華)――インドネシア経済貿易商談会だけで、双方の間で結ばれた契約額は1億1千万元(1元は約19.5円)に達した。同市商務局の説明によれば、このたびのインドネシアでの受注額は4億元に達する見込みという。
同省嘉興市の嘉興市杉恵服飾有限公司の業務マネージャーの華一帆さんは取材に、「今回、日本でのイベントに参加し、数日間で名刺を20数枚いただき、数多くの新しい顧客と知り合っただけでなく、個別の顧客との間で大まかな意向について話し合うことができ、サンプル品の作成やオファーまで話が進んだこともあった」と振り返った。
同省各市は今後1年間、さまざまなタイプの経済貿易海外訪問団が海外に出かけていくのを全面的に推進する計画だ。省全体で海外での市場開拓を目指す訪問団は累計1千以上あり、関連企業は1万社を超えるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年12月19日