中国の税関総署が7日に発表したデータによると、今年1-11月には、中国の物品貿易輸出入総額が前年同期比8.6%増の38兆3400億元(1元は約19.6円)に達した。そのうち輸出は同11.9%増の21兆8400億元、輸入は同4.6%増の16兆5千億元、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は5兆3400億元の黒字で、黒字額は同42.8%拡大した。新華社が伝えた。
貿易の方式を見ると、一般貿易の輸出入が2桁の成長を維持した。1-11月の一般貿易輸出入額は同12.4%増の24兆4700億元で、中国の対外貿易総額に占める割合は同2.2ポイント(p)上昇の63.8%だった。
貿易パートナーを見ると、ASEANが引き続き最大の貿易パートナーだった。1-11月の中国・ASEAN貿易額は同15.5%増の5兆8900億元に上り、中国の対外貿易総額の15.4%を占めた。欧州連合(EU)は2番目の貿易パートナーで、中国・EU貿易額は同7%増の5兆1700億元となり、中国の対外貿易総額の13.5%を占めた。中・米貿易額は同4.8%増の4兆6200億元で12%を占め、中・韓貿易額は同4.7%増の2兆2200億元で5.8%を占めた。
特筆されるのは、中国と「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国との貿易往来がますます緊密になったことだ。同期の中国と沿線国との輸出入額の合計は同20.4%増の12兆5400億元に上り、前年同期比成長率は対外貿易全体の成長率を11.8p上回り、輸出入全体の成長率を6p引き上げた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年12月8日