河北省雄安新区と山西省忻州市を結ぶ高速鉄道(雄忻高速鉄道)は10月1日に着工し、2027年3月31日に完成する計画となっている。
雄忻高速鉄道は、中国の中・長期鉄道計画「八横八縦」高速鉄道のメインルートである「京昆ルート」において重要な一角を担う。同路線は旅客専用線で、設計時速350キロ。京雄鉄道の雄安駅から忻州西駅へ至り、全長は342キロ。雄安駅、雄安城際駅、小里駅、保定東駅、保定南駅、望都北駅、唐県駅、曲陽駅、阜平駅、五台山駅、五台県駅、定襄北駅、忻州西駅の12駅が設置される計画だ。
雄安新区の雄安駅(撮影・李東宇)。
雄安新区と忻州を結ぶ高速鉄道が完成すれば、建設が計画されている京雄商高速鉄道、既存の京雄都市間鉄道、既存の大西旅客専用線、津保鉄道と連結され、京昆ルートの石家荘と太原間の一部区間の輸送力不足を効果的に解決すると期待されている。また、北京から雄安新区、太原、西安、重慶を経由して昆明へと繋がる高基準京昆ルートの貫通を加速させ、高速鉄道網のレイアウトを整備するうえで重要な意義がある。
その他、雄忻高速鉄道は太行山脈の山間部を通過し、同地域と東部の沿海地域のアクセスが便利になり、現地の貧困脱却の難関攻略をバックアップすると期待されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年9月16日