「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設が現在、世界で非常に人気の国際公共財、国際協力プラットフォームとなっている。今月29日に開催された「2022年上半期商務活動及び運営状況」をめぐる記者会見で、中国商務部総合司の楊涛副司長が「『一帯一路』参加国との貿易のポテンシャルを深く発掘し、質の高い商品を輸入するよう奨励し、越境ECや海外倉庫といった貿易の新業態発展が加速している。また、対外投資協力を最適化し、『一帯一路』参加国の中国への投資を呼び込んでいる。今年上半期、中国と『一帯一路』参加国の経済貿易協力は新たな進展を遂げた」と述べた。経済日報が伝えた。
統計によると、今年上半期、中国と「一帯一路」参加国の物品貿易額は前年同期比17.8%増の6兆3000万元(1元は約19.8円)に達し、全体に占める割合は31.9%にまで上昇した。対参加国非金融系直接投資は前年同期比4.9%増の650億3000万元に達し、全体に占める割合は18.5%に上昇した。一方、参加国の対中国実質投資は前年比10.6%増の452億5000万元に達した。
商務部が今年、「一帯一路」参加国との経済貿易協力の面で展開している主な活動について、楊副司長は、「協力の基盤を引き続き強化すると同時に、協力の新たな分野を安定して拡大させている一方で、プロジェクト建設をハイクオリティで実施している。また、多国間協力を継続的に深化させている」と説明した。
さらに、「当部は今後、関連方面と共に、『一帯一路』経済貿易協力を着実に推進し、円滑化促進、質向上、リスク管理に力を入れ、『一帯一路』共同建設の質の高い発展が新たな一歩を踏み出し続け、新たな成果を挙げるよう推進し、新たな発展の構造構築加速、人類運命共同体構築推進に新たな貢献をしていく」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年7月30日