「中国はこのほど、関連データを発表し、2022年1-6月の経済情勢に関して報告した。」
▷GDPの状況
2022年1-6月の国内総生産(GDP)は56兆2642億元(1元は約20.6円)に上り、不変価格で計算すると、前年同期比で2.5%増加した。このうち第2四半期(4-6月)のGDPは同0.4%増の29兆2464億元だった。
▷消費市場の運営状況
1-6月の社会消費財小売総額は前年同期比0.7%減の21兆432億元(1元は約20.3円)だった。6月の社会消費財小売総額は前年同期比3.1%増の3兆8742億元。
▷対外貿易の状況
1-6月には中国の物品貿易輸出入額が前年同期比9.4%増の19兆8千億元(1元は約20.4円)に上った。そのうち輸出は同13.2%増の11兆1400億元、輸入は同4.8%増の8兆6600億元だった。
▷CPIの状況
1-6月の全国の消費者物価指数(CPI)は前年同期比1.7%上昇した。
品目別に見ると、食品・タバコ・アルコールは同0.4%上昇、衣類は同0.5%上昇、住居関連は同1.2%上昇、生活用品・サービスは同1.0%上昇、交通・通信は同6.3%上昇、教育・文化と娯楽は同2.3%上昇、医療・保健は同0.7%上昇、その他の用品・サービスは同1.2%上昇した。食品・タバコ・アルコールのうち、豚肉価格は同33.2%低下、食糧価格は同2.4%上昇、果物価格は同12.0%上昇、野菜価格は同8.0%上昇した。食品とエネルギー価格を除いたコアCPIは同1.0%上昇した。第2四半期(4-6月)の全国CPIは同2.3%上昇した。そのうち4月と5月はそれぞれ同2.1%上昇し、6月は同2.5%上昇し、前月比は横ばいだった。
▷PPIの状況
1-6月には、全国の生産者物価指数(PPI)が前年同期比で7.7%上昇し、第2四半期(4-6月)のPPIは前年同期比で6.8%上昇となった。
▷関連データ
■上半期の1人当たり可処分所得は1万8463元
2022年上半期の全国の1人当たり可処分所得は1万8463元(1元は約20.6円)に上り、前年同期と比較すると、名目成長率は4.7%、物価要因を考慮した実質成長率は3.0%だった。全国の1人当たり可処分所得の中央値は1万5560元となり、名目で同4.5%増加した。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2022年7月28日