中国外交部(外務省)の27日の定例記者会見で、中国がFRBに対して工作活動をしたとする米報告書について、趙立堅報道官が質問に答えた。
【記者】米上院国土安全保障・政府活動委員会のメンバーである共和党議員は、中国が米連邦準備制度理事会(FRB)内部に情報提供者ネットワークの構築を試み、FRBの職員が中国の人材招聘プログラム関連の契約をオファーされるとともに、米国の経済、金利変動、政策に関する情報提供を求められていたとする調査報告書を発表した。これについて、外交部としてコメントは。
【趙報道官】言及されたいわゆる報告書は、少数の共和党議員が悪意をもってでっち上げた政治的嘘であり、事実に基づく根拠が全くないものだ。米国の一部の政治屋は恐らく「中国恐怖症」や「被害妄想」を患っており、しかも症状は重いようだ。我々は、すでにFRBがこの件について関係議員に書簡を送り、報告書の内容への疑問と不満を表明したことに留意している。このことは、このいわゆる報告書の性質を十分に物語っている。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年7月28日