ドラマ版「三体」の新予告動画が公開 原作の名場面が盛りだくさん

人民網日本語版 2022年06月23日16:14

楊磊(ヤン・レイ)監督がメガホンを取り、田良良が脚本を担当し、張魯一(チャン・ルーイー)、于和偉(ユー・ホーウェイ)、陳瑾(チェン・チン)らが主演を務めるドラマ版「三体(Three-Body)」は21日、運命投影版ポスターと塵埃版予告動画を公開した。ファーマーの仮説や幽霊カウントダウン、「三体オンライン」ゲームといった原作でお馴染みの要素がたくさん盛り込まれており、ネットユーザーの間でたちまち話題を集めている。中国網が報じた。

騰訊(テンセント)傘下の企鵝影視(ペンギン・ピクチャーズ)や三体宇宙(上海)文化発展、霊河文化伝媒(上海)が製作を手掛けるドラマ版「三体」は、SF作家・劉慈欣のベストセラー小説「三体」を原作とし、地球の基礎科学研究が騒動に巻き込まれ、科学界がパニックに陥るというストーリー。張魯一が演じるナノ物理学者の汪淼と、于和偉が演じる警察官・史強が協力して調査し、宇宙の未知の文明「三体」の神秘のベールに包まれた世界を解明する。そして、世界中の人々と力を合わせて、地球を侵略しようとしている三体星人と闘う。

21日に公開された塵埃版予告動画は、原作に登場するたくさんの科学者の物理の学説を撃沈したファーマーの仮説を初めから最後まで描いている。じっくり考えると恐ろしいこの仮説の内容に、不気味なバックミュージックが添えられ、それを見ると鳥肌が立つような思いに駆られる。人類がファーマーのシチメンチョウだとすれば、そのシチメンチョウの運命を操っているファーマーは一体誰なのだろうか?

予告動画を見ると、汪淼と史強は協力して「三体世界」の調査をする過程で、偶然にも「三体オンライン」ゲームを発見する。そして、幽霊カウントダウンや科学者の集団自殺、宇宙の異常なきらめきなどを思い出し、最終的に謎を解くカギは、異星人を探すために作られた極秘基地「紅岸基地」でかつて働いていた葉文潔が握っていることを突き止める。

また、巧みな構想の詰まっている運命投影版ポスターは、ネットユーザーの話題を集め、「汪淼の顔に映っているのは幽霊カウントダウンで、史強の顔の斜めの線は古筝行動の飛刃を象徴している」や「高齢の葉文潔の顔にはカギとなる16分42秒と映っているのに対して、若い頃の葉文潔の目の周りは『触発』を意味する光で輝いている」、「林永健が演じる常偉思や申玉菲、丁儀の顔の『運命の投影』は、それぞれ、本人にとって深い意味のある作戦指揮図、物理公式、球電を表している」、「何杜鵑が演じる楊冬の顔には、高エネルギー粒子が衝突する直線があり、それは彼女の命が終わることを暗示している」、「涂松岩が演じる楊衛寧の顔には、最愛の妻・葉文潔の横顔が映っており、どの光と影も各自の物語を暗に描写している」といったコメントが寄せられている。 (編集KN)

「人民網日本語版」2022年6月23日

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