昨年夏、雲南省徳宏傣(タイ)族景頗(チンポー)族自治州瑞麗市に住む字蓉さんは新型コロナウイルス感染症にかかり、病院の隔離室で三つ子の男の子の赤ちゃんを出産した。赤ちゃんと共に生死の試練を乗り越えたことで、彼女はより成長したお母さんとなっている。新華社が報じた。
家で赤ちゃんと遊ぶ字蓉さん(5月23日、撮影・王冠森)。
昨年7月9日、妊娠中だった字さんは、新型コロナウイルス感染症にかかり、指定病院に入院。中国国務院共同対策メカニズム総合グループの雲南省支援グループは直ちに共同診察を手配し、複数の地域の専門家30人以上を瑞麗市に派遣。専門の多職種チームが妊婦の字さんの治療に当たった。そして、その取り組みが功を奏し、字さんは8月11日に三つ子の赤ちゃんを無事出産した。赤ちゃんのPCR検査はいずれも陰性だった。
三つ子の赤ちゃんの幼名は、「感感」、「謝謝」、「党党」。つなぎ合わせると、「共産党に感謝」という意味になる。「これは私たち家族の心からの気持ち」と字さん。
字蓉さんの一家5人(5月23日、撮影・王冠森)。
字さんは、「三つ子が生まれて、私たちの家は喜びに満ちている。共産党と政府、そして医療従事者の恩を忘れることはない」とし、字さんら家族は今の幸せな生活を得難いものと感じている。「子供に『幼名の由来を忘れてはいけない。大きくなったら、温かい人になり、実際の行動で祖国の恩に報いるために努力し、社会にお返ししてほしい』と伝えたい」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年6月1日