今月12日に団体で参拝し、巡礼を始める厳かな儀式が行われ、「起馬炮」と呼ばれる魔除けの花火3本を上げた後、福建省と台湾地区の青年約30人が、まず「福神」を祀り、その後、関公と陳文竜の像を収めた笈を背負って、福建省福州市台江区三通橋から出発。これにより、福建省・台湾地区の青年が民族のルーツをたどる旅の2022年の活動が雨の中、幕を開けた。中国新聞網が報じた。
台湾地区でも同日、桃園中壢受鎮月老宮や桃園白沙屯媽祖聯誼会が、「海洋を守る女神」として信仰されている媽祖を祀る活動を行い、オンラインの形で、福州市と共に、先祖を祀り、民族のルーツをたどる活動の幕開けを告げた。
同活動は、福州市台江区弘聖伝統文化交流サービスセンターや台湾桃園中壢受鎮月老宮、台湾桃園白沙屯媽祖聯誼会が共同で開催した。
中国大陸部で初めてこの活動に参加した台湾地区出身の郭建志さんは取材に対して、「台湾地区ではこの種の活動が非常に盛んで、たくさんの若者も参加している。以前は『中国から台湾地区へ』というパターンが多かったが、今回、僕たちは『台湾地区から中国大陸部へ』来た。このような活動を通して、福建省と台湾地区の民俗、風習を少しずつ学び、吸収し、理解を深めることができる」とした。
徒歩で旅するこれらの若者は福州市台江区から南下して、倉山区、閩侯県、福清市を通過した後、莆田市、泉州市へと向かうことになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年5月13日