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在日中国大使館、藤嶋昭氏に中国国際科学技術協力賞を授与

人民網日本語版 2022年05月13日14:45

在日本中国大使館で12日、2020年度中華人民共和国国際科学技術協力賞の授賞式が行われた。中国の孔鉉佑駐日大使は中国政府を代表し、東京理科大学栄誉教授で、中国工程院外国籍院士の藤嶋昭氏に褒章と賞状を授与した。新華社が伝えた。

藤嶋氏は1942年生まれの国際的に有名な化学者で、「現代光電気化学の定礎者」と呼ばれ、ノーベル化学賞の有力候補ともされている。

孔氏はあいさつの中で、藤嶋氏に心からの祝意を表すとともに、藤嶋氏が数十年にわたり中国人留学生の育成、中日科学技術交流・協力の促進、中国古典文化の発信などで行ってきた際立つ貢献に感謝するとした。孔氏は、「中日国交正常化後、両国の人的・文化的交流が日増しに頻繁になり、科学研究協力が日増しに緊密になり、科学技術分野の交流・協力で実務的な成果を上げた。双方が国交正常化50周年という契機をつかみ、意思疎通と協調を強化し、困難を乗り越え、より高水準でより深いレベルでより広い範囲の科学技術イノベーション協力を展開し、より多くの協力の成果で両国の人々に幸福をもたらし、世界的な挑戦に対処し全人類の共同の福祉を促進するためより大きな貢献を成し遂げることを願う」と述べた。

藤嶋氏は、中国政府からの崇高なる栄誉に心から感謝し、中国人学生との固い絆について振り返った上、両国の科学技術協力のさらなる推進、全人類の福祉の増進のために積極的に貢献するとした。

日本科学技術国際交流センター理事長の沖村憲樹氏は発言の中で、藤嶋氏の中国人留学生への心配りや気遣い、中日科学技術交流・協力の促進における優れた貢献を高く評価した。また現在の複雑な国際情勢のもと、藤嶋氏ら科学界関係者の役割をさらに発揮し、中日両国の友好交流の伝統を継承し、両国の交流・協力の健全な発展を推進すべきと述べた。

中華人民共和国国際科学技術協力賞は、中国国務院が1994年に設立した国家級年間賞で、中国の科学技術事業に重要な貢献を成し遂げた外国の専門家及び機関に授与される。これまで日本の専門家13人が受賞している。感染症の影響により、2020年度中華人民共和国国際科学技術協力賞は21年11月に発表された。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年5月13日

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