中国のチームがこのほど、「世界最強」の人工知能(AI)ランキングを更新した。中国新聞網が伝えた。
世界トップレベルのAIチャレンジであるOGB(Open Graph Benchmark)において、360人工知能研究院は「国産独自研究」の知識表現モデルにより高難度任務ランキング「OGB-wikikg2」の首位になり、モントリオール大学、Meta(旧称Facebook)、アリババなどトップレベルの大学実験室とIT大手との戦いで頭角を現した。中国のデジタル安全企業が同ランキングのトップになるのは初めて。
OGBの公式サイトによると、OGB-wikikg2のトップ5のうち360人工知能研究院が首位と3位を占めている。2位はロンドン大学とMetaの合同チームで、うちMetaのFAIR実験室はAI業界の代表的な機関と称えられている。4位はモントリオール大学のMILA実験室で、チューリング賞受賞者のヨシュア・ベンジオ氏がリード役を務める。5位は中国のAI企業の第四范式。
OGBチャレンジはスタンフォード大学が2019年に発起したもので、国際的に認められている知識グラフ基準データ集の代表格だ。知識グラフが潜在的なデータ関係の掘り起こしと表現に長けていることから、スマート検索やデジタルリスク管理などの分野で高い応用の価値を持ち、ますます多くの注目が集まるようになっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年1月19日