元旦に伴う3連休となった1日から3日、ハクチョウ約500羽が越冬のため飛来している新疆維吾爾(ウイグル)自治区庫爾勒(コルラ)市にある孔雀河は、市民や観光客にとっては絶好のレクリエーションの場となっていた。中国新聞網が報じた。
越冬するために飛来し、新年のおめでたいムードに花を添えるハクチョウ(撮影・楊厚偉)。
孔雀河では、市民らが至近距離からハクチョウを鑑賞したり、エサをあげたりすることができ、人と自然が調和よく共生する心温まる光景が広がっている。コルラ市を流れる孔雀河の川岸に立つと、ハクチョウが楽しそうに水面を泳ぎ回る様子を目にすることができ、そしてその両岸には、同様に楽しそうな笑顔を浮かべる市民で賑わう様子を目にすることができる。
コルラ市のハクチョウ中隊の観察隊員・熱様古麗さんは今月2日午前の取材に対して、「今日、孔雀河ではハクチョウが523羽、マガモが378羽、オオズグロカモメなどの水鳥が236羽確認された。 2006年当時は、野生のハクチョウが10羽ほどしかいなかった」とした。
ハクチョウにエサをあげるハクチョウ中隊の隊員(撮影・楊厚偉)。
コルラ市は2007年に、ハクチョウ中隊を立ち上げ、珍しい鳥のために孔雀河に小さな島2島を作った。
2021年9月から、ハクチョウ中隊は、ハクチョウなど越冬するためにやって来る水鳥の科学的で、精密化した管理を強化し、市民が自分で用意したエサをハクチョウにあげないよう広く宣伝し、ハクチョウに腐っていたり、油っこい食べ物などをエサとしてあげることを禁止したほか、ハクチョウが越冬のためにやって来る川岸で、ハクチョウ用のエサを販売し、ハクチョウなどの水鳥が安全で健康的なエサを食べることができるように管理している。(編集KN)
2日、赤々と染まった空を飛ぶハクチョウ(撮影・楊厚偉)。
「人民網日本語版」2022年1月4日