物流の新たなチャンネルが開設され、開放の新たな高みが築かれている。「中国湖北-日本関西 地域のSer&River一貫輸送相互通航協力プロジェクト」調印式及び「中国湖北-日本経済貿易協力商談会」が今月16日、中国の北京、武漢、日本の東京、大阪で、オンラインとオフラインを組み合わせた形で開催された。国際在線が報じた。
イベント会場の様子(撮影・高鈺姗)。
湖北省人民政府と日本国際貿易促進協会は「中国湖北-日本関西 地域のSer&River一貫輸送相互通航協力プロジェクト」に調印し、湖北省の企業と日本の企業が物流や貿易の面で協力することで合意した。ジェトロ(日本貿易振興機構)やホンダ、トヨタ、イオン、三井、三菱といった日本の主要な経済団体や企業の代表約300人が武漢でイベントに出席した。
湖北省と日本の経済貿易協力は近年、急速な進展を見せており、同省にとって日本は2番目に大きな貿易パートナー、重要な外資源となっている。2020年、新型コロナウイルスの打撃を受けたにもかかわらず、湖北省と日本の物品輸出入総額は前年比9.5%増の371億(1元は約17.8円)に達した。
「中国湖北-日本関西 地域のSer&River一貫輸送相互通航協力プロジェクト」は、武漢を中心にして、海と川を通して、大阪や名古屋、神戸と繋ぎ、コンテナを直接輸送する国際輸送ルート。国際定期貨物列車「中欧班列」(武漢)と接続して、グローバル転送を実現し、日本—武漢—中央アジア(欧州)のグローバル物流クローズド・ループを形成し、東アジア、中央アジア、欧州を横断するグローバル物流の新チャンネルを築き、地域経済の交流、協力が促進されると期待されている。
在日本中国大使館の孔鉉佑大使は動画による挨拶の中で、「この新航路開通により、欧州とアジアを繋ぐ物流の新たなチャンネルができ、日本から欧州への貨物輸送にかかる時間が45日から約22日に短縮した」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月20日