陝西省考古研究院などの関連当局はこのほど、前漢時代の帝陵をめぐる最新の考古学成果を発表した。「江村大墓」と呼ばれている古墳の被葬者は第3代皇帝の漢文帝劉恒と認定され、その発掘の過程で歯車が出土したという。
歯車の作りは非常に精巧で、歯形が均等で、まるで現代の歯車を見るようだ。機械などはなく、ハンドメイドばかりの時代に作られた歯車が、現代の機械で作られた部品と同じように精巧な点は、非常に珍しく、神秘的とさえいえる。
考古学者は、「前漢の時代の手工業や精錬の技術はすでに非常に高かったことを示している。非常に精巧な仕上がりになっており、極めて『近代的』な出来上がりだ。ただ、その具体的な用途は今のところはっきりしていない」と説明する。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年12月18日