二酸化炭素(CO2)排出枠履行の期限が迫るにつれて、全国二酸化炭素排出権取引市場(全国炭素市場)も活発さを増している。全国炭素市場の取引量データによると、12月14日の時点で、全国炭素市場のCO2排出枠(CEA)累計取引量は9982万8998トン、累計取引額は40億元(1元は17.9円)の大台を突破し、約41億4000万元に達した。中国新聞社が伝えた。
全国炭素市場は7月16日に取引を開始して以来、市場の全体的な運営は安定しており、価格は一定の範囲内で推移してきた。排出枠履行の期限が近づくにつれて、市場は活発さを増している。12月14日の時点で、全国炭素市場の CEA累計取引量は9982万8998トンとなり、累計取引額は41億4093万8006.82元に達した。
生態環境部(省)の通知によると、全国炭素市場の1回目の排出枠履行対象となっている重点排出事業者は、省級生態環境主管当局に対し2019年-2020年度の炭素排出量の清算を12月31日までに完了しなければならない。現在、各地域の生態環境主管当局と重点排出事業者は積極的かつ秩序よく炭素排出量の清算作業を進めている。期限が近づくにつれて、今後も市場取引量は増え続け、取引はますます活発になるとみられている。(編集AK)
「人民網日本語版」2021年12月15日