工業・情報化部(省)と国家市場監督管理総局はこのほど共同で通達した「電気機械エネルギー効率向上計画(2021-23年)」の中で、「23年までに高効率省エネ電気機械の年生産量を1億7000万kWにし、稼働中の高効率省エネ電気機械が占める割合を20%以上にし、年間節電量490億kWhを実現する。これは標準石炭を年間1500万トン節約し、二酸化炭素(CO2)排出量を2800万トン削減するのに相当する。同時に一連の基幹コア材料、部品と製造技術設備を推進・拡大し、優位性を持つ中堅メーカーを数多く形成し、電気機械産業の質の高い発展を促進する」と打ち出した。人民日報海外版が伝えた。
同計画によると、今後はグリーン設計能力の向上、基礎材料及び部品のグリーンな高度化、電気機械製品のグリーンな製造水準の向上などにより、高効率省エネ電気機械のグリーンな供給の拡大を推進するほか、高効率省エネ電気機械の応用拡大を加速させる。一方で、既存の電気機械の省エネ化を展開し、鉄鋼、非鉄金属、石油化学、化学工業、建材、繊維などの重点工業業界によるエネルギー使用設備の省エネ診断を奨励する。他方で、高効率省エネ電気機械の応用に力を入れる。
同計画は、「電気機械システムのスマート化・デジタル化向上の推進を通じ、電気機械産業のグリーンな発展を推進する。一方で、電気機械の全ライフサイクルのスマート化追跡管理を模索し、電気機械スマート感知器シリーズ製品やマルチセンサーデータ融合技術などの応用を加速させる。電気機械システムの運営データの収集、計算、保存、通信の一体化を推進する。他方で、デジタル化協同製造プラットフォームの構築を奨励し、生産計画、製造技術、物資の配送、設備の監視制御・メンテナンス、品質管理、物流追跡などのシステム間のデータの高効率なインタラクションを推進し、製造工法・生産管理データを集中的に管理する」と打ち出した。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年11月30日