四川騰盾科技有限公司(以下、「同社」)が11日に発表した情報によると、同社が独自に研究開発し、完全に独自の知的財産権を持つ高原型多用途中型無人ヘリコプター「没羽箭」が再び、高原の複雑な地形におけるテスト飛行を完了した。これにより同機の高原の複雑な環境と条件下におけるサポート効率及び任務遂行能力が検証された。中国新聞網が伝えた。
高原でテスト飛行中の無人ヘリ「没羽箭」(写真提供・騰盾科技)。
情報によると、「没羽箭」は標高4238メートルの甘孜康定空港に挑戦した。11日のテスト期間内に、無人ヘリは巡視設備や障害物回避レーダーなどの状況認識ペイロードを搭載して検証を行い、消防低空放水などの試験任務を完了し、高原の複雑な地形におけるテスト飛行を無事完了させた。
今回のテスト飛行を担当した無人ヘリ「没羽箭」の全長は7.87メートル、ローターの直径は6.4メートル、最大航続時間は8時間、最大航続距離は900キロメートル、上昇限度は6500メートル。テスト飛行において、無人ヘリの高原配備能力を全面的に調べ、実際の応用シーンに即し、複雑な環境と条件を完全に再現することで、比較的高い出動サポート及び任務遂行の効率を保った。テスト中、無人ヘリは任務航路に沿い標高6500メートルの任務エリアに移動し、雅拉雪山の峠を飛行する際には垂直の突風(最大風速は水平方向19m/s、垂直方向4m/s)に見舞われたが、無人ヘリの姿勢と航跡を安定した状態に保ち、正常に飛行しテスト任務を無事完了させた。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年11月12日