このほど行われた2021世界IoT(モノのインターネット)博覧会の期間中、中国初の公道自動運転バス路線が無錫市に登場し、大きく注目された。
同路線は、中国航天科工集団有限公司航天システム公司所属の航天大為公司が担当したもので、無錫市錫東新城ビジネスエリア内に設けられ、年内に通常運行を実現する。
市民は微信(WeChat)のミニプログラムで自動運転短距離サービスを予約・体験できる。運転の必要はないが、すべてのマイクロバスに特別な訓練を受けた安全オペレーターがつき、乗客の安全な着席を誘導する。
マイクロバスの前部に取り付けられているカメラは信号機を感知・識別し、80メートル内の赤信号、青信号、黄色信号、無灯信号をチェックできる。
マイクロバスの前部には安全オペレーターの状態をリアルタイムでモニタリングする設備が搭載されている。車体前部の左右両側及び後部にはレーザーレーダーが搭載されており、車線内や車線付近の障害物を識別できる。マイクロバス路線上には比較的整った車載ネットワークロードサイドインフラが建設されており、車の安全かつ安定的な運行にサポートを提供している。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年11月3日