工業・情報化部(省)の肖亜慶部長はこのほど、「全国の道路の3500キロメートル以上でスマート化バージョンアップを実現し、車載ネットワーク端末を搭載した車両は500万台を超えた。中国は自動車のネットワーク化、スマート化、自動化に向けた協同発展を推進しており、ICV(インテリジェントコネクテッドビークル)が力強い発展の勢いを見せている」と述べた。人民日報海外版が伝えた。
中国はここ数年、ICVを重要な戦略的方向性とし、車両単体のスマート化とネット接続によるエンパワーメントが平行して進む発展ルートを堅持し、ICV産業の質の高い発展実現を推進してきた。キーテクノロジーで絶えずブレークスルーを突破し、自動運転レベル2の乗用車の新車市場における浸透率は20%に達した。実証モデル展開が加速し、全国の開放テストが行われるエリアは5千平方キロメートル以上、実証総走行距離は500万キロメートルを超え、大型港湾の貨物輸送車両で自動運転の応用が占める割合が50%に達した。政策体制が徐々に整い、ICVの参入管理への意見、テストモデル管理の規範、データの安全管理の規定などに関する政策文書が相次いで打ち出され、革新的製品の加速的な市場進出をサポートした。
肖氏の説明によると、中国のICVの発展は実証実験の段階から複数のシーンでモデル応用を行う新たな段階へ進みつつある。今後は大規模化なモデル応用を加速し、都市・エリアをベクターとして、「自動車-道路-ネットワーク-クラウド」の協同発展を深化させ、衛星測位システム「北斗」、5G通信などの技術・製品の応用を拡大し、政策・法規を整備し、融合監督・管理のスタイルを積極的に模索し、参入の管理、基準の制定、安全の監督管理、製品のリコールなどの方法を通じて、ICVのイノベーションの加速、安全な応用を促進することが必要だという。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年10月14日