雲南省は山岳地帯が総面積の98.4%を占め、標高は平均2800メートルに達する。標高が高く寒冷な気候の典型的エリアに属するこの地には、彝(イ)族や漢族・納西(ナシ)族・普米(プミ)族など12の民族の人々が集まり住んでおり、その社会制度は封建領主制から社会主義社会へと直接シフトした。この地の貧困レベルは深刻で、そのエリアも広く、かつてはその貧困発生率が35.43%にまで達していた。新華網が伝えた。
雲南省西北部の横断山脈の中腹部に位置する、俗に「小涼山」と呼ばれている麗江市寧蒗彝族自治県では、地方政府幹部と住民が共に難関攻略に挑み、山岳地帯、少数民族、辺境、貧困といった難関を一つずつクリアし、1千年に及ぶ貧困からの脱却を果たし、中国の他の地域同様、全面な小康社会(ややゆとりのある社会)を建設し、劇的な変化を起こす奇跡を成し遂げた。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年10月13日