広範囲にわたる猛暑が全国に影響を与えており、特に四川盆地は天気図を見ると、まるで巨大な「火鍋」のようだ。中国新聞網が伝えた。
最高気温記録を更新
中央気象台は6日連続で高温警報を発令
四川盆地や江南、華南など各地はこのところ猛暑に見舞われており、8月4日時点で中央気象台はすでに6日続けて「高温黄色警報」を発令している。
7月29日、重慶市楊家坪動物園の職員は暑さを和らげるため、冷やした果物をジャイアントパンダにプレゼント。
気象観測データを見ると、8月2日だけで、四川省、貴州省、湖南省の12観測地点で最高気温が観測所設置以来最高を記録。四川省、貴州省、湖南省、広西壮(チワン)族自治区の22観測地点では、8月として過去最高を記録した。重慶にも同日、今年初の「高温赤色警報」が発令された。
8月3日午後の全国気温順位を見てみると、40度は上位ランキングの最低ラインに過ぎず、トップ10を四川省と重慶市がほぼ占めている。
ネット上では、「暑すぎる。誰か四川盆地で火鍋でもしているんじゃないの?」などの声が上がっている。
このような猛暑では、極めて熱中症になりやすい。下の図で自分が住んでいるところの熱中症指数を確認してみよう。
気象予報では、8月4~6日も広範囲の猛暑が続く見通しだ。大都市では武漢市、長沙市、南昌市などで猛暑が4~5日ほど続き、夜間の最低気温でも27度前後に達する可能性がある。重慶市でも猛暑が続く見通しだ。(編集NA)
8月3日、江蘇省揚州市でのPCR検査の様子。感染状況が依然厳しい中、猛暑に耐えて作業しなければならない最前線の医療従事者の苦労は並大抵ではない。(撮影・孟徳龍)
「人民網日本語版」2021年8月5日