夏休みシーズンが近づき、多くの親たちは子どもとの旅行をあれこれ計画している。Qunar.Comが7日に発表した「夏休み親子旅行報告2021」によると、夏休みの訪れとともに、中国国内では旅行件数が増加し、上海、北京、成都は旅行に出かける人が最も多い3都市になる見込みだ。同報告はまた、今月10日には、一部の地域が相次いで夏休みの特別輸送体制のピーク期に入ると予測している。中国新聞網が伝えた。
2019年と比較すると、旅行客の旅のスタイルにいくつかの変化がみられる。Qunarが発表した21年夏休み親子旅行データによれば、親たちは夏休みの航空券予約で例年より「のんびり」している。19年の夏休みは親たちの40%近くが1ヶ月以上前に航空券を予約したが、今年は30%に満たないという。
旅のスタイルの変化は目的地での滞在時間にも現れている。Qunarのデータを見ると、21年夏休み親子旅行の目的地ごとの滞在時間のランキングを見ると、半分以上で19年同期よりも時間が長くなっている。中でも烏魯木斉(ウルムチ)は滞在時間が一番長い目的地になり、平均滞在時間は10.26日に達し、19年より0.41日長い。瓊海(海南省)は滞在時間の伸びが最も大きい目的地で、19年より3日長くなった。
Qunarのデータでは、21年夏休み親子旅行で出かける旅行客が一番多い都市は上海、北京、成都だ。19年に比べ、上海からの旅行客は27%増加した。増加幅が最も大きかったのは成都で35%増加した。
北京は今年も夏休み親子旅行で人気の高い都市だ。そのため、夏休みの北京のホテルは1泊あたりの宿泊価格が19年より100元(1元は約17.1円)ほど高い。同時に北京、上海、成都などの人気目的地では、親たちに都市中心部や交通ターミナルに近いなど交通の便利な場所にあるホテルを選ぶ傾向が見られる。
このほか、天体観測情報によると、7月には金星とプレセペ星団の大接近、水星の西方最大離角、金星と月の接近、冥王星逆行、金星とレグルスの大接近などの天文現象が起こり、都市の光害から離れた郊外なら壮大な銀河を眺めることができる可能性があるという。そのため、天体観測や星巡りをテーマにした屋外の親子キャンプも親たちの間で人気を集めている。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年7月8日