北へ移動を続けるゾウの群れから離れ、これまで単独で行動していた雄のゾウが7月7日未明、雲南省玉渓市紅塔区北城街道の民家が密集しているエリアに入ったため、公共の安全リスクが生じることを未然に防ぐため、同区のゾウ安全対策を担当する指揮部は、この雄のゾウを捕獲・移送するという緊急管理コントロール措置を発動し、捕獲・移送作業を順調に展開した。同日午後1時20分、単独行動を続けていたこの雄のゾウは、西双版納(シーサンパンナ)国家級自然保護区管理保護局勐養子自然保護区に到着。午後3時5分には、専門家チームによるアセスメントと獣医による検査を経て、健康状態に問題なく、外傷や傷口は一切認められないことが確認された。そして元の住処に移送され、自然保護区に放たれると、このアジアゾウは、まるで何事もなかったように森林に戻り、餌を探し、川で水浴びをしていた。新華網が伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年7月8日