ブドウとワインの里--新疆ウイグル自治区トルファン市

人民網日本語版 2021年07月06日10:30

芳醇なワインを作るためにはまず新鮮なブドウが必要となる。新疆維吾爾(ウイグル)自治区吐魯番(トルファン)市のブドウは優れた品質を誇る。土壌が肥沃なトルファンは、中国の主なブドウの生産地の一つだ。同市でブドウを栽培して25年になるアブレット・ユヌスさん(58)は、「6ムー(1ムーは約6.667アール)のブドウ園があり、年収は12-13万元(1元は約17.2円)。トルファンは日差しが強く、気候もブドウの栽培に特に適している。うちは種無し白ブドウを栽培している。私自身、トルファンの種無し白ブドウが大好きなので、ブドウ園で長いこと働いていても、つらいと思ったことはない。収穫したブドウの一部は、白ワインを作るワイナリーに売る。種無し白ブドウで醸造したワインを飲んだことがあるが、まるで私たちの生活のような芳醇な味わいがした」と話す。

アブレットさんが栽培する種無し白ブドウのほか、トルファンには、ベリー類のフルーツが500種類以上あり、そのほとんどから果実酒を作ることができる。丁海峰さんは、トルファン億茂ワイナリーの副総経理で、ワインの醸造方法について、「ブドウを工場に運んだあと、除梗し、選果して、破砕し、樽に入れてアルコール発酵させて熟成させる」と説明。また、「トルファンは『ブドウの里』で、ワイン産業がよく発展している。現在すでにワイナリー数十軒がこの地で成長している」とした。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年7月6日

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