長沙ハイテク産業開発区に位置する湖南三安半導体産業パークプロジェクトが23日、生産開始の点灯セレモニーを行った。これは中国初、世界で3本目の炭化ケイ素全産業チェーン生産ラインの正式な完成を示している。工人日報が伝えた。
第3世代半導体は国の重要な戦略的新興産業であり、湖南省と長沙市が重点的に支援する先導的産業でもある。湖南三安半導体産業パークは基礎の施工から1期の完成と生産開始までの工期が1年弱で、注目される「長沙スピード」を生み出した。湖南三安半導体産業パークプロジェクトは2期に分けて建設される。投資総額は160億元(1元は約17.1円)、敷地面積は約66.7ヘクタール。プロジェクトは第3世代化合物半導体材料・部品の開発と生産を目指しており、主な取引先は新エネルギー自動車、高速鉄道列車、航空・宇宙、無線通信など。完成後の年間生産高は120億元、年間納税額は17億元となる見込み。
点灯セレモニーの開催に伴い、プロジェクト1期の第1弾・3軒の工場が試験生産段階に入った。炭化ケイ素半導体を毎月3000個、窒化ガリウム半導体を毎月1000個生産する見込み。1期のすべての工場が今年12月末に試験生産を開始し、来年3月に全面的に竣工する。2期は来年6月の着工、2024年6月の全面的な竣工、2025年内のフル稼働を予定している。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年6月29日