パンダのお世話は力仕事?ネットで注目の話題にパンダ保護研究センターが回答

人民網日本語版 2021年06月04日15:41

微博(ウェイボー)で今月2日、「ジャイアントパンダの『糞処理係』になるには、鍛えられた上腕二頭筋とオトナの分別が必要」という書き込みが話題となり、検索ランキングにも登場した。紅星新聞が報じた。

中国ジャイアントパンダ保護研究センターは現在、研究・学習・教育、飼育体験、野外科学考察などを含むジャイアントパンダの科学知識普及・教育活動を展開している。そのなかの飼育体験では、飼育小屋の清掃やエサの準備を体験したり、ドキュメンタリーを視聴したりすることができる。そしてこの飼育小屋の清掃とは、つまりネット上で話題になっているパンダの「糞処理係」の仕事となる。

「糞処理係」には「鍛えられた上腕二頭筋が必要」という点について、同センターは、「これは誇張された情報であり、誤解を招きやすい。食欲が旺盛な季節になると、大人のジャイアントパンダの1日の排便は5‐10キロにも達するため、飼育員にとっては確かに力仕事となる。でも、鍛えられた上腕二頭筋は必要なく、当センターには女性の飼育員もいる」とコメントした。

同センターの関係職員も、「飼育員には一定の要求があるものの、鍛えられた上腕二頭筋やオトナの分別が必要というわけではない。飼育体験は、一定の力仕事も含まれているため、10歳以上70歳以下という制限がある。その他、参加者は、PCR検査陰性証明かワクチン接種済み証明、通常の血液検査結果を提出する必要がある。ペットを連れて来るのは禁止で、香水など香りのきつい化粧品の使用も禁止」と説明している。

その他、体験の過程では、パンダを至近距離で見たり、直接触れたりする機会は全くないため、オトナの分別についても、パンダを触りたい衝動を抑えるための条件として求められているわけではないという。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年6月4日

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