白鶴灘水力発電所、標準石炭使用を年間約1968万トン節約

人民網日本語版 2021年06月01日10:17

雲南省巧家県と四川省寧南県の境界に位置する金沙江本流にある白鶴灘水力発電所は、設備容量1600万kWで、今年7月1日までに第1弾の発電機が発電を開始し、来年7月にすべての発電機が稼働する見通しだ。ダム最後の越流面のコンクリート注入が5月29日に終了した。これはダム表面余水路がすでに水を流す条件を備えたことを示している。

白鶴灘水力発電所ダムは300メートル級超高コンクリート双曲線アーチダムだ。高さは最大289メートルで、31の区間を設ける。ダムには6本の仮排水路、7本の深部余水路、6本の表面余水路がある。表面余水路の水が流れる面の施工が順調に完了している。建設者はダム全体のコンクリート注入の完了に向けラストスパートをかけている。

白鶴灘水力発電所の設備容量は1600万kWで、建設の6つの技術指標が世界一となっている。(1)水力発電機の単一設備容量が100万kWで世界一(2)地下構造物の規模が世界一(3)円筒型放水圧力調整室の規模が世界一(4)300メートル級ダムの耐震性が世界一(5)無圧余水路の規模が世界一で(6)世界で初めてダム全体に低熱セメントコンクリートを採用。

完成後の年平均発電量は624億4300万kWh。電力システムの同等の電力需要を満たす場合、年間で標準石炭使用を約1968万トン節約し、CO2排出量を約5160万トン削減する。金沙江の烏東徳、溪洛渡、向家壩のカスケード発電所、三峡、葛洲壩水力発電所と共に、世界最大のクリーンエネルギー回廊を構築する。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年6月1日

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