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ベトナムのグエン・タイン・ロン保健相は29日、「インドで見つかった『B.1.617.2』と英国で見つかった『B.1.1.7』の両方の特徴を備えた新型コロナウイルスのハイブリッド変異株が確認された。これまでの新型コロナウイルスより、空気中での感染力がはるかに強い」と発表した。澎湃新聞が報じた。
ロイター通信の報道によると、ベトナムの大手ウェブメディア「VNエクスプレス」は29日にロン保健相の発表を引用し、「新規感染者に対するゲノムシーケンシングの結果、新たな変異株が検出され、インドと英国で見つかった変異株のハイブリッド変異株であることが分かった」と報じた。
現時点でのデータによると、この変異株はこれまでの新型コロナウイルスより、空気中での感染力がはるかに強いことが判明している。現在、ベトナムは新型コロナウイルス感染の第4波に襲われている。4月末から現在までに、63都市のうち31都市で新規感染者約3600人が確認され、ベトナム全土の累計感染者数の半分以上を占めている。
ベトナム当局のこれまでの発表によると、ベトナムではこれまでに、B1222、B1619、D614G、B117、B1351、A231、B16172の7種類の変異株が検出されている。
ベトナムの感染者数は現在まで、累計6396人で、死者数は累計47人となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年5月31日